1年前の写真を見ていたら、TDSに行った時の写真が出てきた。
 当時は休職直後で、心も体も一番ボロボロの時期だった。そんなときに「気分転換になるだろう」とダンナが私を外に連れ出したのだ。しかし気分転換どころか逆効果。アトラクションを待つ途中で過呼吸が出て、事情が分からないダンナに「何だよ。そんなに嫌なわけ?」って言われても、説明する気力、説明するための言葉を編み出す力がわかない…
 当然、アトラクションも何があったのかさっぱり覚えていないし、中の構造もちっとも覚えていない。何が楽しかったなぁ…なんて記憶もない。その日の気分を色に例えるならグレー。
 出てきた写真は、お昼ご飯の時に撮った物。サンドウィッチを前に、飲み物を片手に持つポーズで映っているのだが、目が完全に死んでいる。どうしたらこんな目ができるのか分からないくらい、病んだ目つきをしている。普通食べ物を目の前に写真を撮ると、目が「おいしそう」と語ってくるもんだけど、とにかく「完璧に心の動きがない」目をしている。頬もこけ落ちていて「こりゃ怖いな」という形相。
 当時はそれが普通だと思っていて、普通に笑って普通にしゃべっていると自分で思いこんでいたのだ。1年という時をかけて、ようやく「自分が普通ではなかったこと」に気づいた。

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